節約技術

元浪費家が買わない暮らし使い切る暮らしを実践

夏の節電プロジェクト(ミストの最適噴霧水量計算)

結論

ミストノズルは一つで最適な水量になります。

1.6ml/s ÷ 0.305㎥/s = 5.25ml/㎥ = 5.25g/㎥

以下の「飽和水蒸気量にするために噴霧する水量」で、4g/㎥との結果がでているので、5.25g/㎥は十分な水量です。

室外機から排出される空気の体積

室外機の排気口の直径は0.36mでした。排気口からの空気の風速は2m/s~4m/s(風速計で実測)なので平均3m/sとします。したがって、室外機から排出される空気の体積は以下の通り計算できます。

0.18 × 0.18 × 3.14 × 3 = 0.305㎥/s

ミストノズルから噴霧される水量

50秒で80ml(実測)なので1.6ml/sとします。

水を蒸発させたときに下がる空気の温度

水を蒸発させたときに下がる温度を「ChatGPT」に計算させた結果、1.85℃㎥/mlと算出されました。これは空気が20℃の場合の計算結果なので、35℃の空気密度で補正すると、1.94℃㎥/ml(ざっくり2℃㎥/ml)となります。

飽和水蒸気量にするために噴霧する水量

真夏の最も暑い場合として35℃で相対湿度50%と想定すると、絶対湿度は19.83g/㎥になります。4gの水を蒸発させた場合、8℃下がって27℃で23.83g/㎥となるので27℃の時の飽和水蒸気量25.81gに達していませんのでまだ水を蒸発させる余地が残っています。5gの水を蒸発させた場合、10℃下がって25℃で24.83g/㎥となり25℃の時の飽和水蒸気量23.08gを超えているので完全には蒸発されません。したがって、1㎥の空気に4g(4ml)の水をミスト噴霧するのが最適となります。