節約技術

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【全館空調の実験結果】30坪(60畳)の戸建て住宅を6畳用エアコン1台で実現可能か?

2023年夏のシーズン全体を通じて全館空調のテストを行いました。

結論

6畳用エアコン1台で60畳の全館空調は余裕でできました(6畳用でもむしろオーバースペック)

理由

2023年の夏の最も暑い日の最も暑い時間帯でも定格能力(消費電力570ワット)以下だったから。具体的には、2023年8月13日14:00の大阪の外気温が37.4℃の時、消費電力は498ワットでこれが今シーズンの最大値でした。

測定データ

2023年5月21日~2023年10月5日の138日間、以下の通り30分ごとの消費電力を記録しました。

(5000行以上あるので途中は省略)

上記の測定データを50ワット単位の消費電力の区分に分けて稼働時間を集計しました。

・全稼働時間は2424.55時間(3288.00ー863.45)でした
・稼働時間は区分2(51ワット~100ワット)が大半(51.662%)を占めました
・全稼働時間の99%以上は400ワット以下(区分1~8))でした

まとめ

・断熱性能の高い住宅(ZEH基準=UA0.6以下)では従来のエアコンの畳数表示はまったくあてはまらないことが確認できました
・2024年1月からは住宅ローン減税を適用するためには一定の断熱性能(省エネ基準)を満たす必要がありますので従来のエアコンの畳数表示は見直す時期かもしれません