下記の記事の通り夏の節電プロジェクトを実施しました。
10月になり、冷房のシーズンが終了しましたので電気代の測定結果を公開します。
結論
一般的な全館空調の電気代の半分で済み「夏の節電プロジェクト」は大成功
理由
ミストノズルの設置が功を奏し、一般的な全館空調の電気代を大幅に下回ったから(最も暑い8月の全館空調の電気代は3537円)
測定データ
・全館空調の一般的な消費電力
UA値と電気代の相関データで比較対象となるものはネット上にはあまりありません(月ごとのデータがない。あっても冷房以外の電気代が混在している場合がほとんど)でした。唯一書籍で参考になりそうなデータを見つけましたのでそれを引用します。わが家と同等のUA値(0.5程度)のデータがありました。
引用元:エコハウス超入門(松尾和也/著)
上記「エコハウス超入門」の出版日は2020年8月6日ですので、この表は2019年のデータと仮定します。2019年7月~9月の関西電力の従量電灯Aの2段料金は、25.33円/kWhなので、これを用いて金額を消費電力に換算します。
月 消費電力 大阪の平均気温(平年値) 5月 6.04kWh 20.1℃ 6月 69.01kWh 23.6℃ 7月 196.80kWh 27.7℃ 8月 283.77kWh 29.0℃ 9月 138.10kWh 25.2℃ 10月 5.17kWh 19.5℃
・わが家の全館空調の消費電力(2023年の実測データ)
月 消費電力 大阪の平均気温(2023年) 5月 1.298kWh 20.0℃ 6月 14.189kWh 23.8℃ 7月 94.275kWh 28.9℃ 8月 137.564kWh 29.9℃ 9月 96.909kWh 27.9℃ 10月 2.405kWh 未定
最も暑い8月の全館空調の電気代は以下のとおり
137.564kWh × 25.71円/kWh = 3537円
まとめ
・どの月も一般的な全館空調の消費電力の半分以下になりました
・最大の理由はミストノズルの設置による効果と推定します