使い切る暮らしとは
モノが簡単に手に入る現代において「使い切る」ことは簡単ではありません。
豊かになった現代はモノが足りなくて困ることはほとんどなく、ありすぎることの方が問題です。
使い切ることができれば、お金の節約、地球資源の節約につながりそうです。
使い切る方法は?
ポイントは以下の3点です。
・必要最小限のモノだけで生活する(いわゆるミニマリスト)
・買い物リストを作成し予定外のモノは買わない
・利用頻度の低いモノは借りる
モノ余りはいつから始った?
人類の歴史の大部分はモノを手に入れるのは難しく、捨てることは簡単なことでした。
それが逆転(すなわち手に入れるより捨てる方が難しい)したのは少なくとも2000年以前である。おそらくちょうどバブルが崩壊した1991年ごろと推定します。
なぜそう言えるのか?
最初にモノを捨てることの重要性を説いたのは、私の知る限り
2000年:「捨てる!」技術(辰巳渚/著)
の出版だからです。それ以降、同様のテーマの書籍が相次いで出版されました。
2009年:新・片づけ術「断捨離」(やましたひでこ/著)
2011年:人生がときめく片づけの魔法(近藤麻理恵/著)
2015年:ぼくたちに、もうモノは必要ない。(佐々木典士/著)
使い切る具体的テクニック
一言で言えば「可能な限り稼働率を高める」ことです。例えば自家用車を一台所有しているとして、週末に3時間使うとすると、稼働率は約1.8%(3÷(24×7))しかありません。もし二台所有していれば、稼働率は約0.9%に下がります(同時には一台しか運転できないため)。なので稼働率を高めるにはできるだけ所有物を少なくすることが必要です。
まとめ
私自身1990年のバブルのころに買った服を2018年ごろまで着ていましたが、さすがに時代遅れ感が半端なくなってきたので、使い切る前に涙を呑んで処分しました。いろいろと偉そうなことを言ってきましたが、やはりモノを持ちすぎるのはよくないとつくづく思います。