節約技術

元浪費家が買わない暮らし使い切る暮らしを実践

バブル期(1990年ごろ)は現在(2023年)より「豊か」だったのか?

いいえバブル期は豊かではありませんでした

バブル期にくらべ現在は「失われた30年」と一般的にはネガティブに語られることが多いです。しかし、私はむしろバブル期のほうが生きづらく、現在は随分生きやすくなったと感じます。そのことを書き留めておきます。

現在の方がよい時代だなあと感じること

現在バブル期
不動産が買いやすい(物件価格が安くなり住宅ローン金利も1パーセント以下)物件価格は激高。住宅ローン金利が5パーセント以上と高く、支払い総額は物件価格の2倍に(4000万円の物件だと8000万円支払い)。
不動産物件探しが効率的(ネット検索→グーグルマップで現地調査)新聞広告をみて不動産業者に問い合わせ→業者とともに現地へ
自動車の品質が向上し長持ちするようになった(13年)自動車の寿命は短かかった(6年)
悪しき習慣がなくなったバレンタインの義理チョコ、強制参加の会社の慰安旅行、行きたくもないディスコに付き合い
おひとりさまが普通におひとりさまは「かわいそう」という価値観
冠婚葬祭が簡略化結婚式や葬式は盛大に行わなければならない
結婚するかどうかは個人の自由「結婚」はしなければならいこと
夫婦は共働きが普通男女雇用機会均等法(1985年)の施行後ではあったが女性は結婚すれば退職(寿退社)しなければならないという価値観はまだまだ根強かった
児童手当や保育所の無償化など子育て世帯への支援充実左記のような制度は一切なし(厳密には制度自体はあったが条件が厳しくほとんどの世帯は適用外)
毎日同じ服でよい(服選びで悩まなくてよい)2日続けて同じ服を着ることはダメなことが暗黙の了解で大量の洋服が必要
スマホの登場で劇的にモノ(所有物)を減らせたスマホ登場以前は単機能のカメラやビデオなどが必要。情報源や写真はすべて紙
情報収集はググるだけちょっとした調べものでも一日仕事だった
電話代が無料(povoでLINE電話した場合)長電話(死語)すると電話代が高かったので直接会いに行っていた。しかも携帯電話でなく固定電話のみ
パソコンが安くなった(数万円)一台数十万円ぐらいしたので庶民には手が出ない
ほとんどのモノが低価格または無料住宅情報誌や求人情報誌すら有料
ネットニュースの誤りをコメント欄で指摘できる(このブログに誤りがあった場合、コメント欄で指摘してくださればうれしいです)テレビニュースで誤った情報が報道されても視聴者は手軽に指摘する手段がない
マニアックな製品でもネットショップで簡単に手に入る普通の店に売っていないようなモノ(電子部品など)は遠方の専門店を巡回する必要があった